小説執筆向けmi用モードファイル『文庫』
普段の執筆環境です。Mac用です。無料で配布するので好きに使ってね!
現在のバージョンは1.2.1_20220314です。
これってなあに?
フリーのMac用テキストエディタ『mi』を小説執筆向けに調教したやつです。
最大の売りは、印刷・出版時の体裁を確認できるツール「プレビュー」(下記動画参照)。
改変等はご自由に。このプレビュー機能部分だけぶっこぬいて使ってもOKです。
特徴
文庫という名前ですけど、体裁は自由に設定できます(下の方に例を掲載しておきます)。
総ページ数はもちろん、折り返し位置やどこでページを跨ぐかの確認に使えます。同人誌として刷る場合や、公募用原稿の総ページ数確認なんかにも便利かも?
もちろん意味もなく文庫にして遊ぶだけでも楽しいです。
入手のしかた
下記のリンクからダウンロードしてください。
細かい使用方法は同梱の Readme を参照のこと!
[ Download: 文庫モード設定ファイル全部セット ]
エディタ本体は↓こちら
カスタマイズの例
ソースコード(P プレビュー.pl)の初期設定部分を直接書き換えることで、体裁を自由に変更できます。
いじることになるのはだいたいこの辺。
デフォルトの文庫フォーマット(A6タテ見開き・段組みなし)
42: $spreadmode = 1; #見開きモード(0:単頁 / 1:見開き)
51: $cpl = 42; #一行あたりの文字数
52: $lpp = 17; #一頁あたりの行数54: $column = 1; #段組数
56: $pagewidth = 105; #頁ヨコ寸法[mm]
57: $pageheight = 148; #頁タテ寸法[mm]
実例は以下の通り。
見開きでなくA4ヨコの単ページに
42: $spreadmode = 0; #見開きモード(0:単頁 / 1:見開き)
51: $cpl = 42; #一行あたりの文字数
52: $lpp = 34; #一頁あたりの行数54: $column = 1; #段組数
56: $pagewidth = 210; #頁ヨコ寸法[mm]
57: $pageheight = 148; #頁タテ寸法[mm]
A5タテ見開き・二段組
42: $spreadmode = 1; #見開きモード(0:単頁 / 1:見開き)
51: $cpl = 30; #一行あたりの文字数
52: $lpp = 24; #一頁あたりの行数54: $column = 2; #段組数
56: $pagewidth = 148; #頁ヨコ寸法[mm]
57: $pageheight = 210; #頁タテ寸法[mm]
おまけ
◆プレビュー機能部分だけを抜き出したもの(perlスクリプト、拡張子を.plに直すこと)
◆Windows用exe(実用性は多分あんまりない、上記ソースコードを使うのを推奨)
以上、普段執筆に使っているツールのお話でした。
ちなみに、サンプルに使用した作品はこちらです。よかったら読んでね! 面白いよ!